今月の一行祝詞
今月の言霊 一行祝詞(読み仮名付き)
新緑の祈り
新緑や 神の息吹を 映しけり
しんりょくや かみのいぶきを うつしけり
五月の鮮やかな新緑が神々の生命力を映し出す様子を表現した祝詞。自然の生命力への畏敬と感謝を込めています。
立夏の祝福
立夏来て 命の波や 溢れなむ
りっかきて いのちのなみや あふれなむ
五月上旬の立夏を迎え、命の波が溢れ出す様子を祝福する祝詞。夏の始まりと共に増す活力を祝います。
藤花浄化
藤の花 垂れて心を 清めけり
ふじのはな たれてこころを きよめけり
五月に美しく咲く藤の花が垂れ下がる姿に心が浄化される様子を表現。精神の浄めを促す祝詞です。
皐月の雨
皐月雨 大地潤し 恵み満つ
さつきあめ だいちうるおし めぐみみつ
五月の雨(皐月雨)が大地を潤し、恵みをもたらす様子を讃える祝詞。自然の恩恵への感謝を表しています。
田植えの祈り
田に植うる 命の種や 実りなむ
たにううる いのちのたねや みのりなむ
五月の田植えの時期に、豊かな実りを願う祝詞。農耕の神事との関わりを持つ日本の伝統を表現しています。
夕立の恵み
夕立や 天の恵みを 地に注ぐ
ゆうだちや あまのめぐみを ちにそそぐ
五月下旬から始まる夕立が天からの恵みを地上に注ぐ様子を表した祝詞。自然の循環への感謝を込めています。
花菖蒲の誓い
花菖蒲 水に映りて 心澄む
はなしょうぶ みずにうつりて こころすむ
五月末から咲き始める花菖蒲が水に映る美しさに心が澄む様子を表現。精神の清らかさを願う祝詞です。
小満の豊穣
小満来て 大地の力 みなぎれり
しょうまんきて だいちのちから みなぎれり
五月二十一日頃の小満を迎え、大地に力がみなぎる様子を表した祝詞。自然の生命力を讃えています。
八十八夜の恵み
八十八夜 神の恵みや 茶の香り
はちじゅうはちや かみのめぐみや ちゃのかおり
五月初めの八十八夜に新茶の香りを神の恵みとして表現した祝詞。日本の茶文化への感謝を込めています。
薫風の導き
薫風や 神の囁き 心に満つ
くんぷうや かみのささやき こころにみつ
五月に吹く薫り高い風を神の囁きとして表現した祝詞。自然を通じての神の導きに感謝する心を表しています。